淋病の治療法

性感染症-病名

感染した場所によって治療法が違います。

淋菌感染症の治療は、点滴か静脈注射、もしくは筋肉注射でおこないます。

尿道炎や子宮頚管炎に対しては、抗菌薬を点滴か静脈注射、もしくは筋肉注射を1回投与します。咽頭炎の場合、点滴か静脈注射1回で治療します。

 

淋病の点滴治療

セフトリアキソンナトリウムという抗菌薬を注射または点滴で投与し、淋菌感染による尿道炎や子宮の炎症、喉や目の炎症を抑える治療法です。
淋菌の治療において、第一選択薬として使用されることが多いです。
効果が24時間持続するため1日1回投与で十分効果があります。また、腸球菌属を除いたグラム陽性、陰性菌に対して有効な薬とされています。

かつては、20年以上ペニシリンが淋病治療に使われてきましたが、ペニシリンに耐性菌が出現し、淋菌に効かない薬になってしまいました。ペニシリン以後、さまざまな系統の抗生剤が開発されてきましたが、多くの抗生剤で淋菌の耐性化が進み、次々に使用できなくなっています。

治療が終了したら再検査をして確実に完治の診断を受けましょう。症状の改善と淋菌の消失は必ずしも一致しません。再検査にて治癒を確認しておかないと、治癒していない場合、知らずに進行していたり、他の人にうつしたりするので注意が必要です。

 

経口摂取による淋病の治療薬

  • アジスロマイシン(ジスロマック)

    多くの性病科で処方されています。
    特にクラミジアとの同時感染の可能性が予想される場合には、ほぼ100%の確率でジスロマックの服薬を指示されます。

  • ミノサイクリン(ミノマイシン)

    セフェム系の抗生薬(セフトリアキソン・セフォジジム)にアレルギーのある患者の場合には、薬剤感受性を確認した上で使用されます。

  • アモキシリン( サワシリン)

    淋菌性の尿道炎に関してはかなりの治療効果が見られます。

  • アモキシリン/クラブラン酸( オーグメンチン)

    淋菌性の尿道炎に関してはかなりの治療効果が見られます。

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