最近では、抗生物質が全く効かないクラミジアや淋病が増えてきています。
世界保健機構(WHO)でも警告を鳴らすほどで、今後はどんどん増える危険性があります。
抗生物質が効かない原因は簡単で、耐性をもった耐性菌ができたことです。
現に淋病の場合、抗生物質だけ治療することは珍しく、注射薬で治療することが一般的となりつつあります。
耐性菌ができた理由としては、抗生物質の乱用、抗生物質の誤った利用、性病治療を繰り返すことなどがあげられます。
【抗生物質の乱用】
風邪をひいたりしたときにお医者さんから抗生物質を処方されると思います。
これは世界から見ると異常であり、昔から日本は抗生物質の出しすぎだと言われています。
【抗生物質の誤った利用】
病気になった時、お医者さんで解熱剤などと一緒に処方される抗生物質。
体調が悪いときは、しっかりと毎日薬を飲んでいたのに、元気になったら薬を飲まなくなる方も多くいらっしゃると思います。
実はお医者さんで処方される抗生物質は、きちんとその方に合わせて処方されているので、途中で服用をやめてはいけません。
途中で服用をやめてしまうことも、実は耐性菌を作り出す原因となります。
【性病治療を繰り返す】
性病治療を何度も繰り返すことで、それに対しての耐性ができてしまいます。
クラミジアや淋病は比較的簡単に治すことができるため、甘く考えられている方がいますが、これを繰り返しているうちにどんどん治りにくくなります。
事実、抗生物質ではもう治せない人も出てきているため、甘く考えていると将来痛い目を見ることになります。
クラミジアや淋病は現代では当たり前の性病ですが、重症化するケースもあるため、心配なことがあれば専門医に必ず相談しましょう。
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