血液からの感染が大半です。C型肝炎ウイルス(HCV)の感染が原因で起こる肝炎のことを、「C型肝炎」といいます。
日本のC型肝炎ウイルス感染者数は150万~250万人とも言われています。
そのうち、ウイルスを持っているのに肝臓の障害に気づいていない方が、約60万人いるといわれています。
感染経路
C型肝炎ウイルスは空気感染や経口感染はありませんが、血液を介して感染します。使いまわしの針の使用などで感染することも多く、一度の血液暴露機会での感染確率は約2%とされております。
- 輸血・血液製剤
- 覚せい剤
- 入れ墨
- 性行為
症状について
C型肝炎にかかると、ほとんどが慢性活動性肝炎にかかり、個人差はありますが、 何年何十年とかけて、肝硬変、肝ガンに進行していきます。一般に発症がゆるやかで症状も軽い為、感染に気付かない人もいます。肝がんの原因の約80%はC型慢性肝炎と注意が必要です。
最大の特徴は慢性化しやすいことであり、一度慢性化してしまうと、長い期間をかけて少しずつ悪化し、最終的には肝硬変や肝がんへと進行する可能性が高いことで恐れられています。
コメント