感染について
咽頭淋病は、オーラルセックスで咽頭(のど)に感染すると言われています。
淋病の菌(淋菌)が咽頭に感染すると、咽頭の腫れや痛み、発熱といった症状が出ますが、症状が出ない場合が多いです。
- 「淋菌」が感染して起こる病気です。
- 感染者との粘膜同士の接触や、精液、腟分泌液を介して感染します。
- 性風俗でのオーラルセックス(フェラチオ)などで、咽頭(のど)から性器への感染が増えています。
- 妊婦の方は、妊婦検診を受けることにより、出産時の母子感染を防ぐことができます。
症状
男性
・ 尿道に軽いかゆみや熱っぽさを感じる。
・ 尿道から白く濁った膿が出る。
・ 排尿時に強い痛みを感じる。放置すると頻尿、排尿困難、排尿の終わりに出血を見るようになり、さらには前立腺、副睾丸に炎症が広がったり、不妊の要因となることもある。
尿道から出るうみの量は多く、白っぽい色(やや黄色気味の場合もあります)で、 粘り気があります。
治療せずに放っておくと、前立腺炎や血精液症(血精液症参照)になることもあります。
女性
・ 軽い排尿痛、頻尿などで、症状が軽く本人が気付かないこともある。放置すると子宮、卵管と感染が進み、骨盤内感染や不妊の原因になる。
・ 悪臭のある、緑白色や黄色のおりもの下腹部の痛み、発熱など。
ただし、女性の感染者の多くは症状が出ないと言われており、感染したまま放っておくと卵管炎や骨盤腹膜炎をおこし、 不妊の原因にもなります。
症状が出るまでの期間
感染機会から3~7日の潜伏期の後、排尿痛、尿道からの膿の排出。
男性では、症状は通常、感染の機会から2-5日後に出現します。
しかし、30日後になって初めて症状が出現するような場合もあります。