かゆみを感じる性病

カンジタ

性器クラミジア感染症

日本で感染者の数が一番多い性病で、その数は100万人以上ともいわれています。10代後半の思春期から20代に増加している傾向で、「クラミジアトラコマティス」という病原体によって感染します。

男女ともに症状が出ない場合もありますが、尿道のかゆみや不快感、排尿時の痛みなど。尿道から膿が出る場合や、発熱といった症状もみられます。そして尿道からさらさらした水のような分泌物がわずかにみられることがあります。その他、頻度は下がりますが、精巣や前立腺まで炎症が及ぶと、急性精巣上体炎や慢性前立腺炎を起こすことがあります。

急性精巣上体炎では精巣が赤く腫れあがり、圧迫すると強い痛みが生じます。発熱を伴うことがあります。解剖学的にいうと、前立腺は膀胱のすぐ下にある男性生殖器であり、前立腺の中央を尿道が貫いています。前立腺に炎症が起こり、腫れあがってしまうと、中央を通っている尿道が圧迫されて、下腹部の痛みや排尿痛、頻尿や残尿感などの排尿症状が現れます。適切な治療がなされないと、尿道から広がった炎症によって精管が傷つき、精子の通り道が狭くなったり塞がってしまうことで不妊の原因になるので、注意が必要です。

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カンジダ症

もともと人間の体に存在しているといわれるカビの一種「カンジダ菌」によって生じる性病です。

女性に多く男性に症状が出ることは少ない病気ですが、包茎の方は亀頭のかゆみやただれなどが現れます。亀頭が赤くなったり、小さなポツポツができたり、白いカス(恥垢)が出たりと、主に亀頭周辺に症状が出やすいことも特徴的です。

しかし、偏食や寝不足、体調不良やストレスなど、身体が疲れている場合や免疫力を抑える薬を使用している場合や、糖尿病をもっている場合などでは、免疫力が低下してしまいます。免疫力が低下することにより、常在菌を抑えつける力が弱まり、過剰な増殖が起こり、症状が現れるようになります。

繁殖の環境として、カビは不潔で湿度の高い場所を好むため、性行為後にシャワーを浴びなかったり、包茎や通気性の悪い下着のためにムレやすかったりすると、発症のリスクが高まります。
このため、性病の1つではありますが、性病というよりも免疫力の低下、本来持っていた菌によって、感染症が発症する自己感染症といえます。

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ケジラミ症

わずか体長1mmのシラミの一種「ケジラミ」が接触感染によって陰毛に寄生し、激しいかゆみを生じます。ケジラミが寄生している陰毛を剃ってしまうのが確実ですが、治療薬として認可されているパウダーやシャンプーを使って治療する場合もあります。

かゆみはあるものの、湿疹が出ない点が大きな特徴です。下着にケジラミの糞である黒い点がつくこともあります。また、ケジラミが寄生するのは主に陰毛ですが、ワキ毛や胸毛などの毛に寄生することもあります。感染経路は性行為における接触感染の他に、タオルや毛布などによる間接感染も考えられます。

 

自覚症状がある場合は、すぐに病院へ行くことが大事です。パートナーも感染していることが多いため、一緒に検査や治療を行うことをおすすめします。

いくつかの性病が合併している場合もあるため、適切な診断と治療を受けましょう。

 

 

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