感染経路
あらゆる性行為(セックス、アナルセックス、オーラルセックス)
梅毒はトレポネーマという病原菌により皮ふや粘膜の小さな傷から病原菌が侵入し、血液中に入って全身に広がります。アナルセックスでの感染が特に多いと言われています。口に梅毒の病変部分がある場合は、キスでも感染します。
母子感染で赤ちゃんに起こる先天梅毒は、妊婦検診が行われているため、現在はほとんどありません。
症状
第1期(感染後3週間して)
・ 性器、肛門、口など感染した部分に、小豆大~エンドウ豆大の痛みの無い赤いシコリが出来る。これは潜在化するが4~6週間で自然に軽快する。女性では気付かない場合がほとんど。
第2期(第1期が終了する頃から)
・ 全身の皮膚に、赤い斑点がまばらに現れる。
・ 丘疹(皮膚から盛り上がったぶつぶつ)や後頭部に脱毛がみられる。
・ 痒みや痛みがなく、放っておくと症状は自然に2~6週間で消えてしまう。
潜伏期
・ 第2期の終わる頃より数週間から数年間にわたる無症状の潜伏期に入る。この時期は血液検査でのみ診断される。この中の数10%が晩期へと進む。
晩期(感染後3年後くらいから)
・ 皮膚や内臓にゴム腫(固いしこりやこぶができ、周辺の組織を破壊し、治るとあとが残る)と呼ばれる病変が起こる。
・ 関節炎や手足の感覚の喪失。
・ 心臓、血管、脳などに障害が出て、日常生活が営めなくなる。で感染します。