梅毒の治療には、経口合成ペニシリン剤を用いて行うことが推奨されていますが、人によって使用する薬の種類は変わってきます。
最も多く使用されているペニシリン系の薬は、アモキシシリン・アンピシリンの2種類です。
ペニシリンアレルギーの方は、抗真菌薬やテトラサイクリン系と言われる抗生物質などを用いることもあります。
アモキシシリンは抗生物質の中ではとても有名で、この薬によって治療が行われることがほとんどです。
他の薬よりも吸収率が高く、即効性があるため短期間で治療する事が出来るのが大きな特徴です。
アンピシリンは、色々な感染症の治療薬としてたくさんの科で使用されています。
ただし薬が効いてる時間が非常に短いため、服用回数が多く1日4~6回に分けて服用する必要があります。飲み忘れる事が多い人には不向きかもしれません。
梅毒の感染を疑う方の中には、治療に用いるための市販薬をお探しの方もいらっしゃるかもしれませんが、これらの治療薬はまず市販されていません。
治療を受けたい場合は、必ず医師の診察を受け、適切な治療薬を処方してもらう必要があります。外国から治療薬の個人輸入を検討する方がいるかもしれませんが、粗悪品も多いため絶対にお勧めしません。
薬の服用期間は1ヶ月以上と長く、治療中は定期的に血液検査を行いながらその症状に合った薬が用いられます。個人では治癒を確認することができないため、必ず病院で診察を受けましょう。
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